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【対談】Systems EngineeringとSysMLを日本で普及させたい


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平鍋

モデリングしてますか?
今日はシステムビューロの内田さんをお招きして、システムズエンジニアリングについてお伺いしたいと思います。こんにちは、内田さん。今日はOMGの時間を借りてインタビューしたいと思います。まず、内田さんがシステムズエンジニアリングに関わるようになったきっかけを、自己紹介を含めて教えてもらえますか。


AYM ハード、ソフト、色々な人たちの意思疎通を図ることが、SysMLの役割の1つ


内田さん

内田さん


私は、元々オブジェクト指向のソフトウェア開発というのを、主にコンサルティングなどを含めて推進してきたんです。けれども、やっていくうちに世の中のシステムが非常に複雑になってきていて、いわゆるシステムオブシステムズ、

 

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平鍋


SoSですね。

 

内田さん

内田さん

はい。それらを扱わなければいけなくなってきて、ソフトウェアだけでは解決できないということで、システムズエンジニアリングの導入が必要である、ということで、今まさにそれを推進している最中です。

 

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平鍋


やはりそのシステム、大きな意味での「システムとソフトウェア」はだいぶ違うものですか?

 

 

内田さん

内田さん

だいぶ違いますね。システムオブシステムズから考えると、その下にシステムがきて、さらにサブシステムがきて、そのサブシステムが何階層になったりするんですけれども、さらにコンポーネントがきて、その下にハードウェア、ソフトウェアがある。ものすごい階層の、最下層がソフトウェアであって、一番上のシステムオブシステムズを考えるためには、ソフトウェアでは全然追いつかない。

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平鍋


面白いのが、最近ですと、モデルベースシステムエンジニアリングという分野がシステムズエンジニアリングの中に出来て、そこで使われている手法が一部ソフトウェアからきているのが面白いですよね。

 

内田さん

内田さん

SysMLを使ってモデリングをしていくんですけれども、そのベースになっているのがUML。まさにオブジェクト指向のソフトウェアを開発するためのノーテーションなんですけれども、それがベースになってSysMLができた。

 

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平鍋

そうなんですよね。やっぱりシステムになるとソフトウェアの人も居れば、ハードウェアの人、エレキ、いろんな人が居るわけですよね。その中で「SysMLの役割」というのはどの辺にあるんですか。

 

内田さん

内田さん

いろんな人、ステークホルダー、その人たちの意思疎通を図らなければいけない。そのために共通の認識が出来るようなもの、なにらかのモデルが必要。
それが、SysML。UMLよりちょっと易しくなっている。余計なものがなくなっている。ソフトウェアのコードにつなげる必要がないので、より易しくなっています。そして色んな人に分かりやすいというのがありますね。


AYM 消費者機械ディペンダビリティ確保の為の開発手法に、システムズエンジニアリングを採用


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平鍋

今回OMGに来られていて、標準化活動をされていますけれども、今焦点をあてて、取り組まれている標準化はどんなことですか?

 

内田さん

内田さん

“Dependability Assurance Framework for Safety-Sensitive Consumer Devices”

 

 

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平鍋

言えましたね!(笑)

 

 

内田さん

内田さん

要するに、日本語で言うと消費者機械、消費者が直接触る機械ですね。

 

 

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平鍋

消費者機械ということは、今までの機械は例えば産業用ロボットであるとか、そういうものじゃなくて

 

 

内田さん

内田さん

もっと消費者が直接さわる自動車であるとか、サービスロボット、介護用ロボットとか、それからスマートハウスと言ったような

 

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平鍋


まさに日本が得意なことですね。

 

 

内田さん

内田さん


そこのディペンダビリティを確保するための開発手法を標準化しましょう、という活動です。

 

 

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平鍋

それを今回やられている。それと、システムズエンジニアリングはどう関わるんですか?

 

 

内田さん

内田さん

開発手法のベースになっているのはシステムズエンジニアリングなんです。
そこにディペンダビリティ、アシュアランスケースを追加して、システムのディペンダビリティをアシュアしている、ということですね。

 


AYM 国際標準化の活動は、システムズエンジニアリングを国内で普及させるため


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平鍋

その辺に取り組まれている内田さんの思いというか、なぜそれをやりたいと思ったんですか。

 

 

内田さん

内田さん

やはり日本だと、システムズエンジニアリングはなかなか普及していかない。やはりそういう標準を作って、もっと普及させたいという思いがあります。

 

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平鍋

特に自動車、ロボットは日本が強いところですよね。

 

 

内田さん

内田さん

そうです。そこに、更にシステムズエンジニアリングというものを入れることによって、よりもっといいものが出来てくる。

 

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平鍋

しかも標準を「日本から世界に作って」という。

 

 

内田さん

内田さん

そうです。

 

 

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平鍋

じゃあ最後、いつも皆さんに聞くんですけれども、もし朝起きて、内田さんがですよ、世界のことを何でも変えられる力がある、でも2つだけしか変えられな い。何を2つ変えますか?

 

内田さん

内田さん

1つはやはり世界平和ですね。「世界平和を実現したい」
もう1つは、全てをシステム化するにあたって、システムズエンジニアリングを使わなければいけない、というようなルールが出来ること。するとより良いものが出来る。

 

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平鍋

今現場は結構混乱していますよね。

 

 

内田さん

内田さん

そうですね。だから、なぜ使わないのか、と疑問なぐらい。今日本では使われていないですね。

 

 

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平鍋

日本からこのように、今回みたいに標準が出ると、またそれで参加者が増え、注目も集まるし、世界を、皆を幸せにする良いきっかけになるといいですね。

 

内田さん

内田さん

ぜひそうしたいですね。

 


[関連リンク]
システムビューロ
SERA(システムズエンジニアリング研究会)
日本でも導入が始まるSysML、モデルベース・システムズエンジニアリングの基盤に (内田様 x 平鍋対談)

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