GSN解説(2) – GSNの基礎とその構成要素
こんにちは。名古屋大学の山本修一郎です。
GSNは「あるシステムやプロセスが、基準を満たす」ということを説明するための手段です。
ですので、まず「主張」というものがあります。
この主張は、システムや基準、原則がありまして「こういうシステムや基準を対象にして、システムが、ある基準や原則を満たす」ということを説明するための手段です。
これを説明するためには、例えば「システムの構成で説明する」という事になります。
そうすると、システムの構成というのは、例えばこのシステムには構成要素があるので、
「構成要素がこの基準や原則を満たすこと」と
「構成要素の関係が原則を満たす」
この2つを説明する必要が有ります。
それぞれについて、確かに関係が原則を満たす客観的な「証拠」があります。要素についての証拠もあります。
そうすると、今度はこの要素に基づいて、確かにシステムが、こういった原則を満たしているということを、第三者に対して論理的、合理的に説明することができます。
これが、GSNの最も基本的な考え方なんです。
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